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!!時事 縄文!?爺々 冗文?? (7)

 このままでいいのか? 放射能ダブルスタンダード


 1月16日、「福島県二本松市内の賃貸マンション1階で、
通常より高い、毎時0・9〜1・24マイクロシーベルトとい
う放射線量が検出された」とマスコミが報じた。理由として、
コンクリートの基礎部分に、東京電力福島第1原発事故により
計画的避難区域となった同県浪江町の砕石場の石が使われてい
たことが原因とみられている。

 このマンションは3階建てで12世帯が入居しており、線量
が高かったのは1階の4部屋で、うち2部屋は、県の借り上げ
住宅として南相馬市と浪江町からの避難住民が生活していると
いう。テレビでは、住人の女性が泣きながら「子ども達が心配
ですぐに転居したい」と語っている。

 報道によれば、マンションの周辺の放射線量は地上1メートル
の高さで毎時0・7〜1・0マイクロシーベルト。2、3階の
室内では毎時0・1〜0・3マイクロシーベルトだったそうだ。

 前にも書いたとおり、マイクロシーベルトとはシーベルト単
位の100万分の1、ミリ単位の1000分の1というレベルであり、
しかもコンマ以下の数値だから、筆者には、どうしても検査誤
差の範囲にあるとしか思えない。

 先日そうした疑問に応えるように、親しい友人から放射能に
関して「少量の被曝はいDNAの免疫性を高める効果があるた
め、むしろ健康にいい」という理論を紹介する、「服部禎男先
生とエハン・デラウィさんの講演、の動画を送付頂いた。ぜひ
視聴いただきたい。
 
“ 放射能とDNA パート1 ”
 ⇒ http://www.ustream.tv/recorded/17862990

 この中で特に重要な部分は、「我々のDNAは、10ミリ
シーベルト/時以下なら、どんなに細胞を傷つけても完全に
修復させてしまう」という、放射線発ガンに関する研究の世
界的な権威者モーリス・チュビアーナ博士の理論の紹介であ
る。(博士は2007年にマリー・キューリー賞受章)

 あの宇宙衛星に150日以上滞在した古川聡さんの被曝量は、
累積で推定100〜150ミリシーベルト程度というから、日本で
自然に浴びる放射線量の約100年分に相当するというし、
航空機搭乗による被曝量は、900時間で6ミリシーベルト
(6.66マイクロシ-ベルト/時)という、これまた例のマン
ションの6倍になる。

 もしこうした数値が致命的だとなると、宇宙衛星はもちろ
ん、パイロットや乗務員、それにマイレージ・ホルダーも、
寿命が短くなってしまうことになる。こんなダブルスタンダ
ードのもとでは、明確な人災で自業自得とはいえ、この採石
問題の補償を命じられた東電もたまったものではない。おそ
らく、今後準国有企業として、我々の税金が充当されること
だろう。

 さてに懸念される問題は、ぞってこうした事実を無視し、
政府そのものが、ことさら放射能は「危険・恐ろしい」とい
う風評被害を撒き散らしていること事になる。特に昨今テレ
ビタレントに成り下がり、「東北の野菜を食べるな」とほざ
いてはばからぬ、中部大学の武田邦彦氏の罪も大きい。


 原爆で被曝し、その後も爆心地から2.5km以内に住み続
け、肺結核のため、浴びるほどX線照射を受け続けながらも生
き延びて、傘寿(80才)の坂を越えた老人の言うことだから、
それなりに評価してほしいものだ。

 
 推奨書籍:

  “ 原子力災害に学ぶ 放射線の健康被害とその対策 ”
       著者:長瀧 重信

!!時事 縄文!?爺々 冗文?? (6)

  !!時事 縄文!?爺々 冗文?? (6)


 広島市の目出度くない年明け


 わが広島市は、一級河川太田川が瀬戸内海に注ぐ河口に出来
たデルタ(三角州)で、六つの中州全体と、それに笠をかぶせ
たような内陸部分で旧市内が構成されている。

 その中で、原爆の被爆中心地にあるのが平和公園だが、ここ
は平和公園が突端で、それ以南細長いサツマイモ型の島になっ
ている。

 実は年明け早々、この狭い区域で2つの事件が発生した。一
つはまだ幕の内の1月4日夜、平和公園内の原爆慰霊碑の碑文
に、金色のペンキのような塗料が吹きつけられた事件である。
同碑文については以前(主語のない文章)ということで、何度
か取り上げたことがある。

 念のために碑文を再録すると、

   “ 安らか眠って下さい 過ちは 繰り返しませぬから ”
 

というもので、今回のスプレーは、その「過ちは 繰り返しま
せぬから」という部位に吹き付けられたものである。実は同様
の行為は今回で5回目だという。その都度論議の種になってい
るのは、言うまでもなく「過ちを繰り返さないのは誰なのか?
」という疑問である。いまさらそのことには触れないが、さて
皆さんのご意見はどうか、ネットでは「当然だ」という意見も
散見する。


 さてもう1つだが、同平和公園前から約1kmほど南下した
辺りに──1月11日中国籍の凶悪犯李国林が脱獄した──広
島刑務所がある。実はその日のお昼頃(脱獄の直後)、タクシ
ーで通院から帰る際、同刑務所の横を通ったところ、警官が沢
山立っているので、「何事があったのだろう」と、運転手さん
と話しながら帰ってきたばかりなのだ。実は数年前、同刑務所
にオウム真理教の上祐被告が収監された時以来の物々しさであ
る。

 実は我が家だが、その刑務所から平和公園に向かってわずか
250mほど北寄りにある。それにしても外壁は4m強もあり
そうで、怪我なく逃げおおせたのだから恐れ入る。結局本稿を
(このあたりまで)書いた13日夕方、李は逃亡後50時間余
り経って逮捕された。

 テレビでは、「川さえ監視すれば逃げ道はない」と報じてい
たが、
結局逃走経路はすぐ北側の橋を2つ渡って、同じ中区の観音町
に潜伏、空き巣・車上荒らしなどして過ごしている。このこと
は、いかに初動が遅かったかということになる。おかげで全市
民戦々恐々の時間を過ごしたことになる。
 
 実はそこから私事になるが、潜伏地を北上した道順に、筆者
が通っていた新制(観音)高校 → 旧制中学(広島二中)があ
り、しかも逮捕された場所は、これまたその川上にある卒業校
、天満小学校付近だった。 

 だからといって居丈高になるつもりはないが、それにしても
ここ最近、テレビで頭を下げるシーンがやたらに多い。今回は
オウム逃走犯と同じく「特別手配」され、大勢の警官が動員さ
れ貴重な税金を浪費し、市民の大きな不安を与えたことの罪は
重い。

 少し前、指名手配中の元オウム真理教幹部平田信が、はじめ
警察署で門前払いを受けたことと併せ、たるんでいるとしか思
えない。ここにも世界で稀有な脳天気国家像が見えてくる。

 
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           縄文塾  中村 忠之

     <新しい感性で綴る「縄文学」の世界!> 
  ◎電子書籍HP“ 縄文への道 ”
   http://joumon-juku.com/

  ◎畢生の論文“ 文明の森林史観 ”
  
   http://joumon-juku.com/mori&hito/index.html

  ◎同論文・評論・エッセー集の一覧ガイド
   http://joumon-juku.com/guide/  


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!!時事 縄文!?爺々 冗文?? (5)

   食料と水と人口増

  文字通り「内憂外患」目白押しの2011年が明けたが、さ
て今年も明るい兆しは見えてこない。それでもあれだけの災害
に見舞われながら、「円高」というシグナルが続くことは、世
界から見ればまだまだましな方だということなのだろうが、ど
っちを向いてもよいニュースに出会わない。

 さて、上記三題噺じみたタイトルだが、不可避な地球的命題
として、私たちはそのすぐその間際に立っていることを忘れて
はいけない。今や地球的課題として、「食料と水」問題前に加
えて、アフリカにおける内乱に次ぐ内乱から難民の増加から、
干魃と饑餓への対応が待ったなして迫っている。

 いささか古い話だが、(嘘かまこと)かつてジョン・F・ケ
ネディ大統領の任命で、(『不確実性の時代』で有名な)ガル
ブレイス、インド大使(1961〜1963)になったとき、現地の飲
料水の不衛生さからの脱却を願って井戸を掘ってきれいな水を
提供したところ、すぐさま人口増に跳ね返ったことで、むしろ
そのことに危機感を持って、あわてて(井戸掘りを)中止した
という笑えぬエピソードがある。

 もちろん今やインドは、チャイナに次ぐ発展途上にあり、人
口も──カーストこそそのままだが、一人子政策など無縁だか
ら、もうすぐチャイナの人口を凌駕しようという勢いで、その
昔ガルブレイスが恐れたこと、即ち当時よりははるかにきれい
な水普及が現実になっているためだろう。

 かつて恒常的に人口3〜4000万人だった日本が、急速な
人口増加に舵を切ったのは明治から大正に移ったころ、全国的
に上水道が普及したことと正比例しているという。

 つまり地球は急速に、先進国たとえば日本を筆頭にして「少
生・小死社会」と、いまだに(緩急の差はあれ)人口増加が続
くアジア諸国と、アフリカ中心の多生多死社会に三分化されて
いる。

 もしいまアフリカの難民救済に関して、食料支援と衛生改善
が進めば、すぐさま多生・少子化に弾みがかかり、雪崩を打っ
て人口増に移行し、食料と水問題が一層深刻になることは必然
である。

 さてそうした状況に対して、役立つ技術を持った国はと言え
ば、海水から真水を作る技術を持った日本と、乾燥地における
作物栽培技術を持ったイスラエル=ユダヤの2国ということに
なる。

 少子化に歯止めのかからない日本と、周辺に牙を剥く国家群
に囲まれた砂漠の小国が、次代の救世主になる日はそんなに遠
くないのだ。


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           縄文塾  中村 忠之

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2012年年賀状


                      年初のご挨拶

 昨年は、

 ●国内で3.11という天災+人災によるダブル大災害、
 ●周辺ではチャイナ・ロシアによるダブル外圧
 ●国際的にはアラブの春・ユーロ破綻のダブル波乱

 加えて北の金王朝交代異変とまさに天下騒乱の年でした。

 やっとこさ傘寿の大坂を越えた今年2012年は、
マヤ暦による地球終末の年、
出来ればなんとかその日までは生き延びたいと、
バカげたことを考えております。

 こんなことで、皆様のご多幸がお祈り出来ますことやら …

 ── 年頭に当たりいい加減なご挨拶まで ──

                縄文塾  中村 忠之
- | 11:59 | comments(0) | -
  !!時事 縄文!?爺々 冗文?? (4)


 クライン孝子「カジノ亡国論」のデタラメさ

 クリスマス直前のメルマガ「クライン孝子の日記(2011-12-
21)」に、パチンコ亡国論と並んで堂々とカジノ亡国論が論じ
られている。反論すべく思いながら、うっかり本号を消去して
しまったので、グーグル検索で彼女のブログを見つけた。

 そこには女史の同メルマガに度々登場される在米のグロース孝夫氏
が、彼女のラスベガス・カジノ=マフィア論をやんわりと、
「それは過去のベガス」だと指摘している。

  ⇒ http://d.hatena.ne.jp/eschborn/?of=0 (2011-12-23)

 彼女のブログには正論も多く、ある意味親しみを感じて読ん
でいたので、グロースさんの指摘のおかげで、振り上げた拳を
振り下ろさずに済んだのだが、それでもやはり一言伝えたい。

 さて彼女の国籍が日本かドイツか知らないが、ドイツ贔屓の
あまりの日本叩きも多く、原発の賛否論では、ドイツ国策通り、
容認派の私とは真っ向反対派である。といってそれを恨んでの
発言では全くない。

 ただグロース孝夫氏の指摘以外、女史の同カジノ亡国論の
デタラメさ加減をいささか指摘してみたい。

1.ドイツだってカジノがある。
 ウィキペディアで「カジノ合法国」を検索してみたが、なんと
世界中に無数にあり、韓国は勿論、ちゃんとドイツも合法国と
ある。

 余談になるが、お堅い国のイメージのドイツだが、世界の
先進国にはいたって少ない「売春合法国」で、オランダのア
ムステルダムとならび、ハンブルグの「飾り窓の女」は世界
的に有名である。もっとも私自身は、こちらの合法化には
──援助交際なるバカげた行為解消のためにも──大賛成
である。

2.ベガス変身の事情

 ベガス変身の裏側には、当然ベガスに付きものの悪い
環境払拭と併せて、欧米の都市理念である「メッセ・コンベ
ンションシティ」思想があったと見ている。

 メッセとは、幕張メッセでわかるように、見本市=トレード
・ショー(会場)であり、コンベンション(センター)とは、学術
・商工業などの学会・研究会(会場)である。 〜シティ構想
を簡便に言えば、

「メッセあるいはコンベンションに亭主が張り付いている間
に、家族が観光・ショッピングなどを楽しむ仕掛けを持った
都市」ある。

 もちろんホテルも大事だが、これは黙ってもついてくる
。問題は、日本のトップそしてマスコミ、そしてカジノ誘致
に名乗りを上げた、かつての東京都、現在の大坂をトップ
に、震災復興の特区構想に絡んだ地方都市が、どこまで
こうしたシステムを熟知しているかが問題で、今のところ
カジノだけが一人歩きしている感がある。しかも、亡国的
パチンコ業界も動き出しているので、要注意である。

 さて最近のベガスだが、このメッセ・コンベンションシティの
アミューズメントの部分に、カジノが結びついていることが、
いわば「鬼に金棒」で、今後日本のカジノ誘致構想に於い
ても、ただギャンブルシティとしてでなく、観光資源を初め
上記諸施設がドッキングされた健全化シティ構想、それが
必要不可欠なのである。

 それともう一つ、(なぜかは知らねど)今の日本に致命的に
欠けているのが、「レストランシアター」である。夜(子どもを含
む)家族を、あるいは夫婦を楽しめる食事とディナーショーが
楽しめるアミューズメント・プレースが必要である。

 なおこれだけに特化したのが、ご存知パリの「ムーランルー
ジュ」であり「リド」である。

 ちなみに世界一のメッセ会場は、ドイツのハノーバー市であ
る。なんでもギネスブックに載ってるそうだ。 

 さて波乱に満ちた2011年が暮れようとしています。さて
来年はマヤ暦で「世界終末」の年だそうで、皆さん予測不能な
新年をお迎え下さい。(2011.12.25)


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             縄文塾  中村 忠之

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!!時事 縄文!?爺々 冗文?? (3)

 
 さてF35に決まったが…


 12月20日、懸案だった次期戦闘機が、やっとF35に決
まり、合計40機導入することになった。候補はF18とユー
ロファイターと3機種だったが、他の2種は4.5世代で、チ
ャイナが(本物かどうか)「殲15」というステルス機の開発に
成功したということもあって、結局ステルスのF35に決まっ
た。

 以前 “ F22導入潔く諦めなさい!(2009.06)”として、
高価なおもちゃF22よりもF35を奨めたことがある。

 ⇒ http://joumon-juku.com/jiji_syouron/99.html

 F35には、通常の陸上発着型(A)と、短距離離陸(艦)
垂直離着陸(艦)タイプ(B=シーハリア後継機)、それに通
常空母発着型(C)という三タイプがある、と書いたが、多分
今回のライトニング2とは、もう随分ロートルになる、F4
(ファントム)の後継機だから、陸上発着型Aになる。

 通常型もだが、特に私が奨めたかったのは、チャイナの空母
建設計画に対抗する意味で、先般就航したヘリ空母(の改良型)
に搭載出来るBタイプ、短距離離陸(艦)垂直離着陸(艦)タ
イプであった。

 ところがF35(機種は明確にないが多分Bタイプ) に金属
疲労による故障説が出た。それに問題は納期の遅延と価格高騰
であろう。報道によると、機体他に採用されるという約40%
といわれる日本の技術でカバー出来るのかも知れない。

 軍事評論家でかつて戦闘機パイロット(総飛行時間3800時間)
だった佐藤守閣下のブログ日記によると、日本の航空開発力
持続の見地から、性能上諸問題はあったのだが、国産F2の改
良を進めて欲しかったという。おおいに頷けるところだ。

 ⇒ http://d.hatena.ne.jp/satoumamoru/

 もう1つ大きな問題は、破綻はしたものの、民主党マニフェ
ストでの「子ども手当」を下回るという防衛省の過小予算や、
まるきりシロウト防衛大臣の任命と存在である。国土の周囲に
チャイナ・ロシアという危険国家を持ちながら、まるで危機感
のない政府、かつてGDPの1%を採用してきた自民と、こち
らも安心して自国の安全を任せられないという事情を抱えて頭
が痛いことばかりだ。


  <推奨ブック>
 『日本の空を誰が守るのか』 (双葉新書)


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!!時事 縄文!?爺々 冗文??   (2)

 !!時事 縄文!?爺々 冗文?? (2)


   いつまで続く円高デフレぞ!


  かつて金融・経済オンチの中村は、「教えて下さい!」を付
記して、「円高」について2度ほど書いたことがある。最初の
文はまさに赤面モノなので割愛するが、2回目はつい今年の7
月、“ 不況なのになぜ「円高」なのか?(2011.07) ”として取
り上げてみた。

 ⇒  http://joumon-juku.com/jihyou/2011_7_2.html

 さてその中に、ウルトラ・スーパー・レディ、勝間和代のチ
ャネルに行きあたった折り、ほんの数分だが彼女が「円高の解
消法」に触れるのを聴いた時の感想を述べている。ぜひ一読
乞う。

 ただそれで彼女の言う通り「円高」が解消するのか、そこで
もっともこの問題を深く知りたいと思った矢先、最近ネット上
活躍している三橋貴明が、同様な主旨を書いていることを知り、
早速同氏×上念司の共著(対談)『「日本経済ダメ論」のウソ』
と、上念司著『日本は破産しない』を買い求めた。

 なお上念氏は、上記勝間女史のブレインであり、ビジネスパ
ートナーである。同氏はいずれも1969年生まれという若さ
で、論調もすこぶる生きがいい。

 彼らの言わんとすることは至極単純で、
1.日銀が円を増刷すれば、デフレはすぐに解消する。
2.彼らの論旨は、「複式簿記」不在のままである。
3.日本経済をアメリカ・EUになぞらえて国家危機・国家崩
 壊論は全くのトンデモ論で、日本は倒産したくても出来ない
ほど健全な国である。

 などなどといういうものだ。また両氏は、いろんなデータや
海外・国内専門家の発言を元に、日銀・財務省のデフレ容認姿
勢や対応を、「自分たちのミスを隠すために国・国民に大きな
損害を与えて顧みない」と切って捨てる。

 この『円を増刷するだけ」という至極単純な原理が、なぜ政
府・マスコミ・経済・金融アナリストから、我々の耳に一切入
ってこないのか、そこのところが不思議でならない。

 ちなみに、両氏が多く引用している嘉悦大学教授高橋洋一氏
は、株式会社政策工房代表取締役会長として「みんな党」のブ
レインである。高橋氏は『たけしのTVタックル』でよく知っ
ているが、どうも円増刷発言を、軽くサラリと発言するので、
すこぶる同案の印象が薄いきらいがある。

 願わくば両氏には、ただ既存メディアを叩くだけでなく、ネ
ットだけでなく嫌いなマスコミを通じても、大衆向けに徹底的
に、声高に発信して欲しいものだ。
 

 さて、可成りむかしの話(2002.12/丸9年前)になるが、
中村なりのデフレ脱却法として、

  『ど素人による究極?の日本再生案』
 ⇒ http://joumon-juku.com/jihyou/2002_12.html

 という一文で、「一般国民に、長年ゼロ金利を押しつけてき
たお返しに、金利分として相当(2%の)使用期間限定札を発
行しろ」という説を書いたことがある。結果によってそれを延
長するという内容である。考えてみれば、すでに当時から円高
・デフレは大きな問題だったことがわかろうというものだ。上
記書籍と併せ一読を乞う。

 考えてみれば、当時縒りも可成り以前から、デフレが問題に
なっていたのだから、日銀・財務省のトップは万死に値する戦
犯なのだ! (2011.12.18)


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           縄文塾  中村 忠之

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!!時事 縄文!?爺々 冗文?? (1)

   <今回からクラウンタイトルを
     “ !!時事 縄文!?爺々 冗文?? ”
  に致しました。よろしく! 中村 敬白>


   オフレコとはいったい何だ。

 田中聡沖縄防衛局長が、マスコミの担当記者とのオフレコ飲
み会で、「これから犯す前に犯しますよといいますか」と発言
した(という)ことが、新聞紙上(たとえば朝日新聞のトップ)
に掲載され、即刻クビを切られた。発言が事実ならまことに
軽率で許し難い暴言だが、ここで取り上げるのは「オフレコ
(オフ レコードという和製英語 ?)という不文律の約束が、
なぜ大新聞のトップになったりするのか」という疑問である。

 12月3日の産経抄によると、約10名の記者で産経は参加し
なかったようだ。同産経抄子によると、本来なら、その場で発
言の重要性を指摘し、席を立ってから取り上げて然るべきだ、
という。筆者もこの「オフレコ」の記事化には、以前から疑問を
感じていたところである。

 最近は民主党閣僚の口が軽いというか舞い上がっているとい
うか、TPOをわきまえず、言わずもがなの発言をしてそのイス
を失っている。

 まず宮城県庁を訪れた前松本復興相は、同村井知事が数分待
たした上、「お待たせしました」とも言わないとして、厳しく
その無礼を指摘して、「本気で(震災に)対応しなければ援助
しないぞ」という意味の発言をした容子がテレビで放映され、
その態度を世論に指弾されて結局退職している。この際もたし
か松本大臣は、「オフレコだぞ」と言っていた記憶がある。

 つづいては鉢呂吉雄経産大臣の「放射能うつる」事件である。
問題はどういう話の流れの中での発言だったのか不明だが、
その後の「死の町」発言が引き金となってこちらも辞職するこ
とになった。

 この「放射能うつる」発言だが、某サイトによると、福島の
視察を終えて防災服のまま東京・赤坂の衆院議員赤坂宿舎に帰
宅した午後11時20分ごろ、非公式の記者懇談であったといい、
その場にいた記者は、毎日新聞によると「10人程度の記者」、
朝日新聞によると「5、6人の記者」だったそうだ。となると
こちらもオフレコ当然のはずだ。

 特に田中局長の場合は、非公式の場で当然お酒が入っている。
当の本人は「オフレコだから問題ない」という軽い気持ちと
お互い知った仲だという気の緩みがあったはずだ。ここで引っ
かかるのは、「オフレコとは、その場限りで忘れてくれ」と言
う意味で、かつてはその不文律のルールが成り立っていたはず
である。それがかくも堂々とまかり通るようになったら、もう
人対人・会社対会社の信頼関係は葬り去られてしまうだろう。

 こうした風潮の中で、今後はたして適切な報道がなされるのだろ
うか?

 
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          縄文塾  中村 忠之

 ◎新しい感性で綴るホームページ「縄文への道」
  ⇒ http://joumon-juku.com"

 ◎同論文・論評・エッセイ集一覧ガイド
  ⇒ http://joumon-juku.com/guide/index.html

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時事寸言ー64

      大阪に“ 縄文タイプ ”首長!

 大阪の市長・府知事のW選挙で、「大阪維新の会」の橋下徹・松井一郎両
氏が、並み居る既成政党バックの候補をものの見事になぎ倒して、それぞれ
市長・府知事に当選、すでにトップを占める両議会議員と相俟って、大阪都
構想に大きく前進した。何はともあれ、今後の同構想の実現に心よりエール
を送りたい。


 私事で恐縮だが、かつて『乱世の縄文(1997年)』を上梓した。これは持
論である、

1.日本人は、創意・改革・創造(特にモノづくり)>に長けた縄文人と、
<和合・改良・継続(コメ作りが源泉>に長じた弥生人とのハイブリッド民
族である。

2.その地政学的立地もあって、この2種族のみの純粋培養を4〜3千年も
続けている稀有の民族である。

3.その日本民族は、それぞれ双方の資質を同じように有するのでなく、一
方の資質が偏在する「縄文タイプ」と「弥生タイプ」がある。


 両資質の詳しい比較論は下記より〜 
 ⇒ http://joumon-juku.com/joumon_vs_yayoi/index.html


 以上の発想から一歩進めて、三国志の魏の曹操を評した“ 治世の能臣 乱
世の奸雄 ”より、その時代性だけを借用し、

『平安な時代にはトップは維持・継続型の弥生タイプ=能臣でいいが、乱世
になると改革・創造型の縄文資質を持ったリーダーが必要』だというのが主
旨である。

 1997年となると今からかれこれ14〜15年前になる。ということは、日本
の非常時=乱世はかくも長く続いていることになる。ここに来て、やっと乱
世の英雄が出てきた感がある。


 さてその橋下徹だが、毀誉褒貶相半ばし、特に週刊誌では彼の出自まで遡
って執拗にゴシップを書きたて、西川キヨシや横山ノックになぞらえて、大阪
特有のポピュリズムと切って捨てたものもある。ところが彼はそうしたマイナス
要素まで平気で取り込んで、見事大成功を納めたのである。週刊誌のあり様
についてここで取り上げる気はないが、元横浜市長中田宏の『政治家の殺し
方』に詳しい。といって同書を読んだわけではないが、広告のサブタイトルを見
るだけで予想が付く。

 ではなぜ有能な中田宏が国政に転進して失速し、橋下徹が大成功を収めた
のか? いろんな意見があるだろうが、資質は別として、たとえば東国原元知
事にも言えることだが、好漢中田には、もっともっと地方の改革に取り組んで
欲しかったとだけ言っておこう。今日本は、恥辱に塗れた国政からでなく、民衆
と直結した地方から改革するの近道であり本道である。

 細かい指摘・詮索はさて置いて、「大阪維新の会」が、なぜかくも成長し拡大
を続けたか? その前兆は、自民が小泉改革に大喝采を送ったことを忘れて、
その改革から後退を続け、次いで行政改革に真摯に取り組んできた渡部喜美
を切るという、その後ろ向きな姿勢に愛想を尽かして民主に乗り換えたという事
実、そして「みんなの党」の大躍進に繋がったことを重視すべきであったこと
に尽きる。

 その後民主は早々に化けの皮がはげ、しかもトロイカ方式と言われ結束を
誇ったにもかかわらず、鳩山・菅と二代に亘ってダメ宰相が続き、三番手の
小沢はお金の問題で裁判中という体たらくで、各地方選で惨敗を続け、しかも
いま、財務省ドップリの「どじょう野田」の掲げる、TPPと増税に反対するメンバ
ーに大きく二分されている。

 今回民主・自民の推した候補は大阪維新の会に大きく惨敗し、同地域出身
の民主・自民両党議員は、戦々恐々としている。これで益々民主に変わって
自民とはなりそうにない現状である。一般大衆は、いまこそ改革を求め、旧弊
を打破して「何かをやってくれそうだ」という期待を膨らませ、チェンジを渇望し
ていることに、そろそろ永田町は気付くべきであろう。





時事寸言ー63

   ◆世界の切り分け方          中村 忠之


 以前から中村が、故村山節先生の“ 文明法則史学──東西
文明800年周期説 ”を信奉していて、幾度も引用・援用し
ていることをご存知の方も多いはずだ。その説からすれば、
「今(西暦2000年)は、 丁度東西(東=西洋文明から、
西=東洋文明)に交代する800年目の時点で、交代期の混乱が
激しい」というところまで合致している。

 「中東」という東西の分岐点をいずれの文明圏かといえば、も
ちろん「ユダヤ・キリスト・イスラム」という同根の一神教発
生の地だから、もちろん西の一角に入る。またアテネ騒動に代
表される人工的線引きEUの混乱の現状を見れば、その衰退は
明白であろう。

 ご存知西欧文明の現状は、中世から近世末期までの、略奪と
独裁君主の遺産を中心とした観光業として、言わば古い町の景
観を売りに、後向きに生きているではないか。

 一方隆盛の東側文明だが、殆どの国がかつてないほどの成長
を続けている。きっかけはともあれ、モタモタしている日本以
外かつて西欧列強の植民地であった国々が、繁栄と成長を謳歌
している。


 さてもう一つの切り口だが、北と南という縦割りが考えられ
る。たとえば温暖化・寒冷化によって変動するが、ご存知目下
温暖化で騒がれている。

 当然北の国々は温暖化の恩恵を被る。今年岩手の平泉が世界
遺産に指定されたが、当時が温暖化でなければ、この地に文明
が花開くことはなかったはずだ。また温暖化でなければ野球で
東北や北海道など「北の国々」が強豪化するはずがない。

 まずは高福祉国家で知られる北欧の国々である。それにこれ
からはロシア・カナダが注目されるだろう。日本やアメリカで
は、北極熊が絶滅かと騒いでいるが、ロシアなど北極海航路と
か、同地区の地下資源開発が可能になるとウハウハである。カ
ナダは兎も角、ロシアの場合、地下資源を求め、森の開発・伐
採が進んでいるが、将来大きなマイナス・インパクトになるに
違いない。

 一方北方大国に比較できる南方大国は、地球上に存在しない
のでここは除外するが、もう一つの切り口として、ドライ
(乾燥)とウエット(湿潤)を提示したい。今後食料以上に「水」
の重要性、そしてそれを支える森の存在と去就が注目される。

 真水は地球上の水の1%にしか過ぎないといわれながら、洪水
に翻弄された日本といい、タイの洪水といい、無駄な出水が注目
されているが、やはりここには、森の過剰開発や放置林が、原因
になっているはずだ。

 今後アマゾンやボルネオ・スマトラなどウエットの国々の
森林伐採がこのまま進めば、自然の大きなしっぺ返しが、容赦
なく襲いかかってくるだろう。

 今まで熱帯雨林の伐採に手を貸していた日本が、ウエットの
国々の発展を、企業進出とか、安い商品・原料の調達という、
自国の利益に置き換えるだけでなく、いかにして森を守るかと
いう使命を果たしていくべきであろう。

 ウエットの国々以外、一度伐採した森は二度と回復しないと
いう事実を、再認識すべきではないか。

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